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中学受験「歴史」の学習におすすめの雑学系書籍・本ランキング10選

今回は中学社会「歴史」分野の勉強のコツを交えながら、勉強に役立つ歴史雑学系の書籍を紹介します。これまで紹介してきた地理分野と異なり、自分で考える問題は少なく、奇問・珍問の類の出題は少ないのが特徴です。何故なら、歴史的事実はよほど新たな発見が無い限り、変えようがないからです。しかし、難問は存在します。

では、どのように出題されるかというと、難関校で良く出題されるのが、地理と絡めた長文読解式の複合問題、それに年代順の並び替え問題、そして正誤問題です。後者2つは、本当に微妙なニュアンスや年の違い、子どもがよく取り違えそうなところを狙ってきます。しかも、それらが完答していなければならず、苦手な人が多いです。明らかに時代の違うものなら、誰でも答えられますが、難関校ならば1~2年差で出題してきます。

しかし、何度も言いますが年を暗記しても何ら意味はありません。全ての歴史的事象の年を覚えていたら途方に暮れるでしょう。それよりも、重要なのは出来事が発生する流れです。それぞれの事象は単体で存在しているのではなく、必ず前後関係があります。各時代の重要事象の流れを必ず覚えましょう。正誤問題も同じくで、ただ単語を覚えるのではなく、誰が、いつ、どこで、何故、何をしたというものをセットで覚えなければなりません。要するに暗記になってしまうのですが、それら単語同士を繋ぎ、体にしみ込ませて覚えさせる潤滑油になるのが雑学なのです。

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実際の入試はこう出題される!!渋谷教育学園幕張中学

2000年代初頭から急激に実力を伸ばし、今や難関校の部類に入った渋谷教育学園幕張中学、通称渋幕。東大、京大他、国公立医学部にも多くの進学実績を誇っています。また、海外大学への進学者数が多いことでも有名です。渋幕の社会受験問題の特徴は、歴史分野に関わらず、冒頭で紹介した正誤問題が例年多く出題されるという点です。ここでは歴史分野に絞って紹介します。例えば2019年度入試問題では、大問2が歴史分野となっており、全部で11問ありますが、そのうち5題が正誤問題、2題が並び替え問題になっています。全てを解説するのは長くなりますので、代表的なものだけかいつまんで紹介します。(構成上、若干設問の文章を変えています)

渋谷教育学園幕張中学の問題をダウンロード

問2 遣唐使に関して説明した次のX・Yについて正誤の組み合わせの正しいものを選びなさい
X推古天皇は遣唐使として小野妹子を派遣しました
Y空海は遣唐使と共に唐に渡り、真言宗を日本に伝えました

1 X正 Y正  2 X正 Y誤  3 X誤 Y 正  4 X誤 Y 誤


答え 3

解説
遣唐使と遣隋使、そして空海=真言宗 最澄=天台宗の組み合わせを問う問題。飛鳥~奈良~平安時代からの出題で、非常によく狙われ、取り違えやすい問題です。

X
小野妹子はこんな名前ですが、大男であったというのは有名な雑学です。何故、大男を選んだのか、諸説ありますが、日本人より体格の大きい大陸人になめられないため、としばしば解説されています。つまり、小野妹子が607年に公式に政府使節として最初に渡った最初の日本人ということになります。ということは、順序からして、Xの遣唐使は間違いで、遣隋使ですね。ちなみに、遣隋使から遣唐使に名称が変わりますが、これは中国の王朝が隋から唐に代わったというだけの理由です。中国の国名の変遷もしばしば問われますので、しっかり順序だてて覚えましょう。ちなみに、最後の遣唐使は有名な語呂合わせで、894年(ハクヨげろげろ遣唐使)ですね。実際に、この頃の航路は朝鮮半島との関係が悪化していたため、大陸から離れたコースを通っていたため高波にもまれ、難破も絶えなかったようです。なお、最後の使節大使は後に大宰府に流され、雷神となり京に災いをもたらす(今では学問の神様で、受験生は必ず受験前に最寄りの天満宮にお参りに行くと思いますが・・・)菅原道真で、同氏の進言もあり、遣唐使は廃止されました。

Y
仏教を学ぶために遣唐使で中国(唐)に渡った僧侶が帰国し、平安時代初期には天台宗、真言宗が開かれました。開祖は順に最澄、空海です。ただ、これだけでは不足です。必ず、開かれた寺とその立地(総本山)とセットで覚えましょう。つまり、最澄-天台宗-比叡山延暦寺、そして空海-真言宗-高野山金剛峰寺です。暗記と言ってしまえば、それまでですが、覚えやすいのは比叡山延暦寺でしょう。何故なら、戦国時代に織田信長によって焼き打ちされるからです。このインパクトは大きく、比叡山延暦寺という単語はすんなり覚えられるはずです。特に延暦寺の僧侶は、悪僧や僧兵と呼ばれ、戦国大名も逆らえない武装組織となっており、結果焼き打ちされたわけです。最澄-天台宗、なんとなく強そうなイメージに聞こえませんか?ちなみに、源義経の用心棒、弁慶も、元は比叡山の悪僧の1人です。一方、空海は地理でもお馴染み、讃岐平野にため池(満濃池)を作った人物ですね。地理的にも四国に近いのが高野山ですから、これもなんとなくイメージで覚えられるはずです。

問9 自由民権運動に関して述べた次の文Ⅰ~Ⅲについて、古いものから年代順に並び変えなさい。
Ⅰ高知で立志社が結成された。
Ⅱ大隈重信が中心となり、立憲改進党が結成された。
Ⅲ国会期成同盟が結成され、国会の開設を政府に求めた。

答え Ⅰ→Ⅲ→Ⅱ

並び替え問題の中でも、最も覚えるべき事象の多い明治時代は鬼門と言えるでしょう。しかし、慌てる必要はありません。単に並び替えと言っても、この問題のようになんらかのテーマに沿って出してくるのが通常です。今回は自由民権運動についてですので、この運動の流れをわかっていれば、順番に迷うことはありません。そもそも、自由民権運動はどうして始まったのでしょうか?武力で朝鮮を開国させるという征韓論を唱える板垣退助や西郷隆盛を中心としたグループと、それに反対した木戸孝允や大久保利通の対立でした。結果、征韓論は否決され、板垣、西郷らは辞職し、下野(政府を去ること)しました。もちろん、去って終わるものではありません。政府を批判し、政府に戻るための活動を続けていきます。その一つが板垣が中心となって進めた自由民権運動(言論による政府批判)です。

まず、下野の翌年に民撰議院設立建白書を政府に提出、これは却下されてしまいますが、活動を続けるため、故郷の高知で政治団体立志社を設立します。ちなみに、西郷隆盛は言論で戦うことはせず、最後の武力蜂起(西南戦争)に出て政府軍に敗北します。1880年、板垣らの手により、国会期成同盟が設立され、再び議院(議会・国会)開設の請願が為されます。自由民権運動は全国規模で高まり、1881年に10年後の議会開設を約束した、国会開設の詔が発布されます。これを契機に板垣は自由党を結成。また、この年の政変で政府を去った大隈重信は1882年に立憲改進党を結成した。大隈重信は東京専門学校(今の早稲田大学)を設立した人でも有名ですね。

 

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「歴史」の雑学を増やすおすすめ書籍ランキング

暗記主体になりがちな歴史の学習にスパイスを与えてくれる歴史系「雑学」を盛り込んだ書籍をランキング形式で紹介するので是非、参考にしてみてください。

【1位】教科書には載っていない最先端の日本史

歴史は変わらない事柄の暗記科目とはいうものの、研究が進むにつれて新たな事実が発見されることもあります。歴史は常に書き換えられているのです。日本で一番古い貨幣は何か?和同開珎と長らく教科書にありましたが、今は富本銭に書き換えられています。一方で、全ての新事実が教科書に反映されるわけではありません。そういうものこそが、歴史の雑学と言えるでしょう。子どもたちにとっては、え?こんなこと教科書に書

 

【2位】変わる日本史の通説と教科書 (宝島社新書)

私が年表など覚える必要がないという理由がここにあります。鎌倉時代が何年から始まったのか、1192年か1185年か、実はそんなのどうでもいいことなのです。ただ、学習指導要領がある以上、統一見解が必要です。そうしなければ、成績評価も出来ません。そこで、教科書には「定説」と呼ばれる事実は年代が記載されています。しかし、「定説」と本当の歴史、つまり「通説」は異なります。そして、この「通説」は毎年更新されてゆきます。疑うことから学問は始まると言われる通り、教科書を批判しながら読むことで、子どもたちの考える力が養われます。これが歴史学習の本来の姿と言っても過言ではないでしょう。

 

【3位】歴史と人物5 ここまで変わった! 日本の歴史 24の最新説

こちらも近年の研究で次々と書き換えられる日本史を扱う書籍ですが、多くの写真やイラスト、図表でわかりやすく説明します。活字を読むだけでは飽きてしまう、読書や勉強が苦手な人におススメの1冊です。読売新聞の大好評連載「日本史アップデート」をもとに、これまでの常識を覆す最新説を子どもにもわかりやすくに解説しています。

 

【4位】図解版 日本史は逆から学べ

歴史の授業は原始・古代から現代へ進みますが、現代との関係が分かりづらく歴史を身近に感じられないのが難点です。また、原始や古代に時間が割かれ、私たちにもっとも身近な近現代史が、覚えるべき項目も格段に増えるにもかかわらず、駆け足て進んでしまうという問題もあります。そこで考えられたのが、「逆から学ぶ」方法です。現在から過去へと時系列をさかのぼり、推理小説を読むように「なぜ?」「どうして?」と因果関係を紐解きなながら、日本史のあらすじは一気に頭に入れる新たな勉強法です。この図解版の他、文庫版も出版されていますので、合わせてチェックしてみてください。

 

【5位】金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【改訂版】 近現代史 (東進ブックス 大学受験 名人の授業)

日本史は暗記科目ではないと力説する『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』。本書が提唱する勉強法、それは「納得して覚える」こと。納得して覚えた知識ほど、頭の中に残りやすいのです。日本史において知識を「納得して覚える」とは、日本史の因果関係、つまり「なぜ」と「流れ」を理解するということです。細かい知識は後回しにして、まずは日本史の「なぜ」と「流れ」をつかむこと、これはまさに私がこれまでもこちらで推奨している勉強法です。細かい年代など不要、歴史の流れをしっかり体で覚えれば、並び替え問題にも対応できるのです。

 

【6位】カリスマ先生が教える おもしろくてとんでもなくわかりやすい 日本史

まるで歴史上の人物に実際に会ったのでは?出来事をその目で見たのでは?と思うくらいリアルなストーリーを感じることが出来る授業で人気のあるカリスマ塾講師が執筆する本書。「なぜ」それが起きたのかという背景、前後の出来事との関連性、そして、その出来事に関わった人たちの想いが分かれば日本史は驚くほど簡単に頭に入ってくると言います。授業での語り口そのままに書籍化しています。

 

【7位】一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた

YouTubeに日本史や世界史の授業動画を公開し話題沸騰の現役・公立高校教師が書いた、新感覚の日本史の教科書です。日本史の流れをストーリー仕立て、旧石器時代〜現代までの日本の歴史をざらっとまとめています。個別の事象はさておき、全体感、出来事の流れ、政治体制の変化をまず掴みたい人におススメの一冊です。

 

【8位】雑学大王 日本史編 (中経の文庫)

日本史の雑学本はこれ一冊で大丈夫と言えるほど、総ページ数464の圧倒的なボリュームでお届けします。それぞれの出来事、歴史上の人物ごとに、興味をひくエピソードを1ページ簡潔で紹介しています。例えば、「坂上田村麻呂は付けひげをしていた」「菅原道真の成績はいまいちだった」「最澄と空海の仲が悪かった理由」など、歴史が苦手な人でも、つい読みたくなってしまう雑学が盛りだくさん。

 

【9位】テーマ別だから理解が深まる 日本史

「政治」「外交」「社会」「宗教」など八つのテーマをタテ軸として、日本の多様な歴史を1トピックごとに見開き2ページで紹介します。オールカラー、シンプルな解説と図や写真で、知りたいことを簡単に知ることが出来ます。歴史の大まかな流れを理解するには最適です。「そのとき世界は」という項目で、同時期の世界史の出来事が書かれており、世界史と日本史の繋がりも学ぶことが出来ます。

 

【10位】日本史の謎は「地形」で解ける

日本史を地形を切り口に考え直す意欲的な書籍。歴史の専門家にはない独自の視点で日本史のさまざまな謎を解き明かします。地理は好きでも歴史はちょっとという人におススメな一冊です。「なぜ京都が都になったか──都市繁栄の絶対条件」「元寇が失敗に終わった本当の理由とは何か──日本の危機を救った「泥の土地」」「
なぜ信長は比叡山延暦寺を焼き討ちしたか──地形が示すその本当の理由」等、そこにはあっと驚く新発見があり、歴史に対して考える力を養うことが出来るでしょう。しかしながら、あくまでも独自の視点であり、著者独特の視点による仮説なので、信じるも信じないもあなた次第という点は注意が必要です。よって、10位のランク付けとしました。

 

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