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「城跡」の地図記号の由来・意味
城跡の地図記号は、以前にお城があった場所を示しています。読んで字のごとく城の跡地です。現在でもやぐら、石垣などがある場合もこの記号を用いています。姫路城や大阪城など天守が存在するお城も城跡です。地図記号とは横道それますが、現存天守を紹介しておきます。
丸岡城(福井県)、彦根城(滋賀県)、松江城(島根県)、姫路城(兵庫県)、犬山城(愛知県)、松本城(長野県)、丸亀城(香川県)、宇和島城(愛媛県)、備中松山城(岡山県)、高知城(高知県高知市)、弘前城(青森県)、松山城(愛媛県)

城跡の地図記号

竹田城跡

長浜城跡
例えば、ユネスコの世界遺産リストにも登録されている、国宝・重要文化財 姫路城の地図記号をみてみましょう。

姫路城跡の地図記号 ※国土地理院ウェブサイトより
あれ?????城跡の記号ではないですね。この記号は、史跡・名勝・天然記念物の記号ですね。さらに、名前の後ろに(特)があるということは、特別史跡の地図記号です。
城跡でも史跡の場合は、史跡の記号が使われるようです。ということで、史跡でない城跡の記号を探していると…下の明石城跡の地図記号は、史跡の記号の横に城跡の地図記号もありました。なんだかよくわかりませんが、一応城跡の記号は発見できました。

明石城跡の地図記号
この城跡の記号の由来ですが、築城の際の縄張りの形を表したものです。縄張りとは、簡単に言うとお城の基本設計図です。実際に縄を使って、現地に描いていたようです。輪郭式や梯郭式など敵を意識した縄張りはお城マニアにはたまりませんね。地図記号にすると、仕方ないですが随分と簡素で、由来の本筋とのギャップに失笑です。