地図記号の記事カテゴリ一覧
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「温泉」の地図記号の由来・意味
温泉の地図記号では、温泉法で決められた温泉や鉱泉がある場所を示しています。温泉の出ている場所と、浴場が離れている場合は、浴場の場所にもこの記号を用いることがあります。

温泉の地図記号

有馬温泉

別府温泉
下記は、楽天トラベルを利用して多くの人が訪れた温泉地のランキングです。
1位 熱海温泉(静岡県)
2位 別府温泉(大分県)
3位 草津温泉(群馬県)
4位 函館温泉・湯の川温泉(北海道)
5位 鬼怒川温泉(栃木県)
6位 下呂温泉(岐阜県)
7位 秋保温泉(宮城県)
8位 白浜温泉(和歌山県)
9位 那須温泉(栃木県)
10位 伊東温泉(静岡県)

熱海温泉 温泉記号 ※国土地理院ウェブサイトより
街のあちこちに温泉記号がありますね。さすが、1位の温泉です。なんと熱海市の市章に温泉マークが…いいですねぇ~こういうの好きです。

熱海市の市章 温泉マーク
それにしても熱海は地図記号を覚えるのにとても良い街ですね。もう少しエリアを広域に捉えると…ものすごくたくさんの種類の地図記号が存在します。海もあって山もあって産業もあって、昔に比べれば観光客も減ってますが、のんびり生活するにはとても良い街です。
温泉記号が変わってしまう?
由来ですが、当然この記号は温泉からの湯けむりを表してます。縦にひらひら伸びている3本が特徴的で、とてもわかりやすい地図記号だと思っていました。が、どうやらグローバル化が進む現代において、外国人にはわかりづらかったようです。経済産業省のHPによると、外国人には温かい料理にみえてしまうようです。そんな中で、2020年は東京オリンピックが開催される予定でした。
温泉マークの変更議論もオリンピックを意識してのことで、当初は、多くのメディアが取り上げ、アンケート調査を実施したり、となかなか面白い話題でした。国際規格のISO図記号に置き換えるか、が大きな論点でした。下の左がJISの温泉記号、右がISOの温泉記号です。
まぁ、確かにISOの記号の方が、温泉記号とわかりやすいかもしれません。ただ、この温泉マークは地図の世界だけではなく、温泉宿の暖簾や、たくさんのグッズなどにも利用されており、ISOの温泉記号に変更することに反対する温泉関係者も多かったようです。こうした背景もあり、2017年の改正案で今の温泉マークを残しつつISOの温泉記号もJISで採用し、状況に応じて選択できるようにしました。しかし、まだまだISOの温泉記号は見かけません。といいますか…街で一回もみたことがない。選択制の結論は、なかなかISOの温泉記号の浸透にはつながらないでしょうね。ただ、個人的に宝探しの感覚で早くISO地図記号に出会ってみたいです。ちなみに湯気をイメージしたこの3本の線を強引に222と呼んで、2月22日は温泉の日だそうです(笑)。
ちなみに今日2月22日は「温泉マークの日」でもあるのだな。群馬県安中市にある磯部温泉は、温泉記号♨発祥の地なのですよー! pic.twitter.com/QOBky7a7a5
— 役所亜美@2/28群馬CLEAR’S卒業 (@ami_y0405) February 22, 2017
外国人向けの地図記号は下記でこまかく説明してますので是非参考にしてください。