都道府県の人口密度をランキング形式でまとめています。
全国47都道府県の人口密度は、2023年10月1日の推計人口を基にその後の人口動向を得て算出したものです。人口密度は小数点以下第3位を四捨五入しています。驚くべきは、人口密度第1位の東京都と47位の北海道では約99倍もの開きがあることです。このように都市に人口が集中することで、あらゆる問題が起きています。都市部に人口が集中することで、周りの地域では人口の過疎化が進み、生活のサービスに支障が出てくるケースも見られます。同じ日本でありながら、人口の減少により医療や福祉のサービスが整わず無医村の町が出ているところも増加しています。
SDGsの目標の一つである「住み続けられるまちづくり」を達成するために、今すぐにでも取り組まなれければならない課題ばかりです。人口の増減だけでなく、人口密度の推移も注視しながらみんなが平等に暮らせるまちづくりをすることが大切です。
このサイトでは、都道府県の人口密度をランキング形式でご紹介しています。あなたが住んでいる都道府県はどの位置にランキングしているでしょうか。
※このサイトは広告が含まれております。リンク先の他社サイトにてお買い求めの商品、サービス等について一切の責任を負いません。
都道府県データランキング
最新の都道府県の状況を知ることは、地理を勉強する上で欠かせません。あらゆるデータのランキングを見るのは、地理学習において興味をそそるポイントにもなります。ランキングを把握するのに役立つ本を下記でご紹介しますので、参考にしてください。受験生はもちろん、大人も日本の現状を知るのに役立ちます。
「家計調査」「社会生活基本調査」統計から読み解く100のランキングを掲載!
【都道府県ランキング】人口密度
では、最新の都道府県の人口密度ランキングを見ていきましょう。このランキングは2023年10月1日時点のデータです。一定の面積の中に何人が住んでいるのかを表したものが人口密度で、人口を面積で割るとわかります。
参照:「都道府県市区町村」
上位は政令指定都市
日本で最も人口密度が高い都道府県は、やはり東京です。日本の首都であり、経済の中心地でもあるので他の都道府県を差し置いてトップにくるのも頷けます。実に日本の人口の約11%が東京に集中しています。人口が集まるにもかかわらず、東京の面積はランキング45位ですから、人口密度は否が応でも高くなります。ランキング上位には、政令指定都市が位置しています。働き口や病院、大学などが多く、交通の便がいいので、全国から人が集まってきます。それは、地方の過疎化や大気汚染などの問題も引き起こしています。
ランキング下位は東北地方
人口密度ランキング最下位は、「北海道はでっかいどう」でお馴染みの北海道です。これは、北海道の面積が飛び抜けて大きいので、当然の結果でしょう。ランキング下位を占めるのは、東北地方が多くなります。積雪が多いこと、働き口が少ないことが大きな要因となっています。地方では、過疎化と人口の高齢化が進み、ランキング上位との差は開くばかりです。人口密度が下がることは、医療や福祉の質が下がることに繋がり、さらなる人口流出を招きます。働き方改革などで、自然の中で生活する人が増えてきましたが、さらなる早急な対策が必要です。
まとめ
人口密度を知ることは、日本の現状と問題点を把握するきっかけになります。まずは、自身の住む都道府県のことを知ってください。都道府県が抱える問題を知り、解決に向けてできることを考えていくことが、日本全体を成長させることにつながります。