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JR全線完乗の乗り鉄が選ぶ、全国のおいしい駅弁10選

路線図 鉄道 駅弁

決め手は味だけじゃない、懸け紙、そしてパッケージもポイント

皆さんは駅弁を買うとき、どのようなポイントで選んでいますか?

味はもちろんですが、郷愁誘うような懸け紙のデザインや、お土産になる陶器やプラスチック製の弁当箱である点も、判断材料になるのでは、と思います。

しかし、鉄道の高速化、さらには駅前のコンビニ、駅ナカ店舗の充実で、列車内で昔ながらの駅弁を食べるという機会が大きく減少しています。駅弁を食べたことがないという人も多いのではないかと思います。このような社会の変化で、駅弁業者も年々減少しています。普通列車を延々と乗り継いでいく旅をしていると、時刻表に弁当マークがあったのに、既に廃業していて、食べそびれてしまったなんていうのも、よくある話です。

それでも、デパート催事場などで開催される「駅弁祭り」などのイベントには、非常に多くの人が集まり、駅弁の根強い人気を証明しています。一方で、そのようなイベントで発売されないコアなファンを持つ駅弁は、本当に知らないうちに消えているというのも実情です。

ここでは、JR全線完乗歴を持つ筆者が、独断でおいしい駅弁を紹介します。

 

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謎に包まれた駅弁の歴史

全国を旅していると、あちらこちらで「日本一古い」や「元祖駅弁」、「駅弁発祥の地」を掲げる駅弁屋さんに遭遇します。

しかし、それらを比べると、どれも一斉に誕生したわけではなく、年代はまちまちです。公式には宇都宮が駅弁発祥の地(1885年におにぎり2個を竹の皮で包んだ汽車辨當)とされており、全国の駅弁業者を束ねる日本鉄道構内営業中央会も1885年を駅弁の誕生年としています。

しかし、関東地方だけを見てみても、高崎の高崎弁当は1884年創業を主張している他、小山駅でも1885年に「翁ずし」なるものが発売されていたとの記述もあります。さらには、全国的にも有名になった横川駅、おぎのやの峠の釜めしが駅弁の元祖として紹介されたり(おぎのやの創業自体は1885年)、大船駅の大船軒のサンドイッチに日本初の駅弁サンドイッチ(1899年)と記載があることから、大船を最古とする誤った記述も見受けられます。

いずれにせよ、明治の鉄道網拡大の流れと共に、旅客の給食事情を満たすため、駅弁も無くてはならないものとして、誕生したと言えるでしょう。

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駅弁は全国に600種類以上

歴史的には、おにぎりやサンドイッチなど、簡単なメニューから始まった駅弁ですが、今やその地域の特産や味をふんだんに取り込んだ、一種のアイコン的存在になっています。日本鉄道構内営業中央会のホームページで紹介されている弁当だけでもその数600種以上。

その地域ならではの、個性豊かな弁当が販売されています。その一方、価格はやや割高な印象になっています。

かつて、列車の窓が開いた時代には、停車時間に売り子からそのまま弁当を買うことが出来ると言う気楽さがありましたが、今では窓が開かない車両が大半となり、売り子もいなくなってしまいました。そうなると、駅のコンビニで売られているコンビニ弁当と大差がなくなってしまい、「乗り鉄」出身の筆者でも、学生時代には、どうしても駅弁よりも安くてボリュームのあるコンビニ弁当に頼りがちでした。

しかし、筆者の経験ではまずい駅弁というのは存在しないと思います。つまり、安い弁当ほど、味とコストを両立していると言えます。駅弁に迷ったら、値の張らないシンプルな駅弁こそがベストと考えて下さい。

ここでは、筆者が選ぶおススメの駅弁をランキング形式で紹介します。どれも1000円前後でリーズナブル。旅行の際には是非、購入してみてください。

【第1位】シウマイ弁当 崎陽軒 神奈川県 860円

崎陽軒 https://kiyoken.com/products/category/obento/

神奈川県が全国に誇る崎陽軒のシウマイ。豚肉に貝柱を絶妙な比率で加えたこのシウマイですが、シウマイ弁当のおいしさの秘訣はそれだけではありません。そのこだわりは駅弁だからこそ、冷めても美味しいという心配りです。湿気がこもらない木製の弁当箱によそられた特製のご飯は、ほんのり木の香りが乗り移り、ご飯だけでも食べられてしまうと言う逸品。

さらに、シウマイを盛り立てるタケノコやチャーシュー、杏子にも根強いファンがいます。かつては、これらタケノコやチャーシューを増量したシウマイ弁当も登場し、話題を呼びました。

東海道線横浜駅や、東海道新幹線の新横浜駅、またデパート地下の崎陽軒売店でも購入することが出来ます。早朝の新幹線に乗ると、ほんのり暖かい、激レアシウマイ弁当に当たることもあります。冷めても美味しいですが、温かくても、もちろん美味しいですよ。

【第2位】焼漬鮭ほぐし弁当 三新軒 新潟県 1130円

三新軒 http://www.ekiben.or.jp/sanshinken/new_releases/2011/07/001518.html

日本有数の米どころ、新潟県は駅弁も美味しい。そして、雪国ならではの郷土料理を盛り込んだ素晴らしい駅弁の宝庫です。そんな中から、筆者が満を持してお勧めするのは三新軒の焼漬鮭ほぐし弁当

遠来の人間にはなかなか馴染みのない焼漬鮭は、新潟県の名物です。特製たれに付け込まれた焼き鮭はご飯との相性抜群。箸休めのおかずたちも良い役者です。1個ではもの足りないと感じてしまいます。お酒好きな方には、酒のつまみにも最高です。新潟駅や新津駅で販売されています。大宮駅の一部売店にも並んでいることがあるようです。

【第3位】鱈めし ホテルハイマート 新潟県 1200円

ホテルハイマート http://www.heimat.co.jp/lunch_box/

第3位も新潟県から。直江津駅前のホテルハイマートが発売する駅弁です。骨まで食べられる鱈の甘露煮とたらこ、その他日本海の名物がご飯の上に散りばめられた丼ぶりタイプの駅弁。もちろん、ご飯は新潟米です。

JR東日本が主催する駅弁味の陣2012では、駅弁大将軍を受賞。誰もが認める味です。新幹線の開業で、直江津駅にほとんど特急列車が走らなくなり、駅弁も苦戦が強いられていたと察しますが、北陸新幹線の金沢開業以降、近隣の上越妙高駅でも発売がされることになり、利用者にとっても購入しやすくなりました。妙高高原方面に観光に行かれる際は、是非購入下さい。

【第4位】高原野菜のカツ弁当 丸政 長野県 1000円

丸政 http://www.genkikai.org/ekiben/B002/mb002.htm

その名の通り、この駅弁の主役は高原野菜!! 駅弁の常識を覆す、日本初の生野菜の入った昭和45年発売のロングセラー人気駅弁です。使われている野菜は、野辺山高原で取れたての新鮮高原野菜。シャキシャキの鮮度と、衛生基準を満たすべく試行錯誤を重ねて出来た逸品です。

カツは冷めても美味しいという判断により、チキンカツを使用。野菜にはドレッシングをかけなくても、カツと野菜だけで食べられてしまいます。野菜ってこんなに甘いのかということが実感できる駅弁。さらに登場以来変わらぬ素朴なパッケージが郷愁を誘います。

かつては新宿駅や、中央線特急の車内販売でも購入出来ましたが、そちらが縮小されてしまったため、現在は小淵沢駅でしか購入できません。八ヶ岳へお出かけの際には、是非小淵沢駅駅弁売り場で購入してください。

【第5位】かつおたたき弁当 安藤商店 高知県 1100円

安藤商店 https://hirome.co.jp/?p=671

なんと、生野菜の次は刺身。全国唯一、生の刺身を取り入れた駅弁です。駅弁に生魚とは、もはや御法度の組み合わせにも思えますが、その秘訣は、刺身部分はスーパーの刺身パックのように分けられている点にあります。

発売直前まで冷蔵保管されており、購入時に保冷剤と共にセットされます。味はまさに、高知名物カツオのたたきそのまま。ネギ,にミョウガ、ダイコン、ニンニク、シソ、ワサビ、ポン酢とピリッと辛さの利いた駅弁です。

もちろん、生ものですので数に限りがあります。また発売箇所も高知駅限定です。混雑時には昼前には売り切れてしまいますので、購入はお早めに。もちろん、買ったらなるべく早く食べましょう。

【第6位】ひっぱりだこ飯 淡路屋 兵庫県 1100円

淡路屋 https://www.awajiya.co.jp/bento/

駅弁大会への出場で全国的に有名になった、淡路屋のひっぱりだこ飯。明石名物のたこ飯が、蛸壺をイメージした陶器の器に入っており、食べきった器はお土産にもぴったり

味が染みわたった、ほんのり甘く、柔らかい真蛸と穴子がたこ飯にベストマッチ。付け合わせの野菜は季節ごとに変わります。淡路屋では、このほか様々な陶器製の駅弁も発売しており、期間限定で新幹線型の容器に入った弁当もありますので、こちらも要チェックです。

神戸駅、新神戸駅の他、新大阪や京都など一部の新幹線駅の駅弁売り場にも並んでいることがあります。また、駅弁祭りなどに参加していることも多いですので、合わせてチェックしてみて下さい。

【第7位】トンかつ弁当 万葉軒 千葉県 460円

万葉軒 https://riei-manyoken.jp/menu/582388

ここで、ちょっと変わり種の駅弁を紹介。お世辞にも素晴らしく美味しいとは言えないこちらの駅弁なのですが、注目はその値段です。おにぎりやサンドイッチなどを除くと、おそらく日本最安値と思われる駅弁です。

透明プラスチックのパッケージにご飯が敷き詰められ、その上に薄いトンかつが1枚。それにソースをかけて食べる、たったそれだけの弁当なのですが、この素朴感が根強い人気を誇っています。筆者も若い頃は、千葉に行くたびに食べていたのですが、調べてみると値段はそのままに2020年現在も発売が継続されているそうでびっくり。

コック姿のどこか憎めない豚のマスコットの懸け紙もそのまま。話のネタに購入してみて下さい。

【第8位】牛肉どまん中 VS 米澤牛牛肉辨當 山形県

新杵屋 http://www.shinkineya.com/bentou/

松川弁当店 https://yonezawaekiben.jp/

米沢牛でも有名な山形県米沢。実は駅弁激戦区なのです。というのも、米沢駅では今も2つの駅弁業者が営業を続けています。新杵屋と松川弁当店で、駅弁ファンの中には新杵屋派と松川派でしばしば意見が分かれます。かくいう私はまったくグルメではないので、正直味の違いはわかりません・・・。

その中でも、駅弁祭りへの出店などで全国的に有名になっているのが新杵屋の「牛肉どまん中」(1250円)です。山形新幹線開業に合わせて開発された弁当で、その名の通り、山形県産の米、「どまん中」を使用しています。米沢駅の他に、首都圏の新幹線停車駅の駅弁売り場に並んでいることもあります。対する松川弁当店の一押しは「米澤牛牛肉辨當」(1350円)こちらも、米沢駅の他に、首都圏の新幹線停車駅でも発売されていますので、食べ比べしてみてください。

 

【第9位】北九州かしわめし対決 福岡県・佐賀県

東筑軒 https://tochikuken.co.jp/product

東の牛なら、西の鶏とよく比べられるものですが、九州名物「かしわめし」も競合しています。、九州や山口県のの郷土料理である鶏料理で、鶏の出汁で炊き込んだご飯の上に甘辛く煮た鶏肉・錦糸卵・海苔を載せたスタイルの素朴な駅弁です。

折尾駅を中心に発売されている東筑軒の「かしわめし」(800円)鳥栖駅を中心に発売されている中央軒の「かしわめし弁当」(680円)小倉駅を中心に発売されている北九州駅弁当の「小倉のかしわめし」(780円)が存在します。駅弁マニアの中では、中央軒の人気が高いようです。九州にお出かけの際には、こちらも是非食べ比べしてみてください。

 

【第10位】峠の釜めし おぎのや 群馬県 1100円

おぎのや https://www.oginoya.co.jp/

誰もが知っている峠の釜めし、もちろん私も大好きですが、ちょっと食べ飽きた感があるため、10位とさせていただきました。もちろん、1位にしてもいいくらい味も容器も素晴らしいです。

シウマイ弁当とは対照的に、温かいまま食べてもらいたいという気持ちから、益子焼の特性容器に入れられ、直火で炊き込まれた本物の釜めしです。

かつて、首都圏から長野方面へ鉄道へ向かう際、横川駅で機関車の連結のため、必ず数分の停車がありました。そこで発売されていたのがこの、峠の釜めしです。新幹線の開業で横川~軽井沢間の在来線は廃止されましたが、今も観光客に絶大な人気を誇り、横川駅や軽井沢駅では木枠に布がかけられ、出来立てのまま駅弁売り場に運ばれてきます。

首都圏の新幹線停車駅の駅弁売り場にも並んでいますが、これは断然現地で温かいうちに食べなければ損でしょう。軽井沢駅で個数限定で発売される玄米弁当(650円)も個人的にはおススメです。

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まとめ

インターネット全盛期の現代でも、駅弁は現地に行ってみないとわからないという面白さがあります。駅弁業者の中にはホームページで案内を出していないところもあり、逆に知らず知らずのうちに消えていたというのもよくある話です。

駅弁との出会いは一期一会、私が好きだった駅弁も、改めて調べてみると、かなりの数が消えており、ここのランキングはベターなものばかりになってしまいました。駅弁祭りなどで有名になる駅弁がある一方で、消えてゆく無名の駅弁も数多くあります。

お出かけの際は、その土地ならではの駅弁に目を向けてみて下さい。

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