皆さんは白地図を使ったことがありますか?
白地図とは日本列島や都道府県、そして世界の国々の形のみを示した真っ白な地図です。縮尺の小さい地域の白地図では簡単に道路や線路が描かれていることもあります。実は私は白地図を使ったことがありません。何も書いていない地図には興味を持てませんでしたし、元々、社会が好きだった私は特に白地図を使う必要もなかったからです。
特に、私は中学受験をしましたので、中学受験レベルの地理に必要な知識ならば、わざわざ白地図を使う必要もないだろうというのが私見です。そもそもまっさらな地図に自分で情報を書き込み、ノートを作るというのは小学生にとって、少し難しいかもしれません。ただし、高校受験、大学受験ともなると覚える知識は大幅に増えます。特に世界地理は身近な現象でないため、自分の手でまとめないとなかなか頭に入ってこないということがあります。暗記になりがちなこの科目、出来る限り自分の手で書いて、地名・山脈・海、そして気候や産業を結び付けるという作業が、地理の理解度を上げる近道となります。
学校の教育現場で使われている白地図
受験勉強の1つのツールとして活用できる白地図ですが、塾でこれが使われることはほぼありません。基本的に週に1単元というものすごい進度ですから、白地図を使った作業を授業に取り入れることは出来ません。かつ、宿題で白地図を完成させるということもほぼありません。あくまでも白地図は自主学習です。
しかし、主に小学校の社会科の初歩の部分で白地図はしばしば扱われています。地域の白地図を持って身近な調査をする、いわばフィールドワークのようなものが行われています。子どもが地図に興味を持つきっかけづくりとしては実に重要な取り組みです。
まっさらなところに自ら書き込むことで、創造力も育てます。商店街のお店屋さんを調べたりした経験がある人も多いのではないでしょうか?これは白地図を使った自己学習の原点とも言えるものです。このときのワクワク感を思い出してください。
国土地理院のホームぺージから地域の白地図をダウンロードできます。下記は白地図を利用した町探検の計画の作り方を説明してるサイト画面です。正直少しわかりづらい・・・・泣
国土地理院って何?という方はこちらの記事をご覧ください。
国土地理院のホームページには白地図以外にも、地図を使った教育支援コンテンツが豊富に揃っていますので是非チェックしてみてください。
B2 白地図購入はこちら
当サイトではB2サイズの日本、世界の白地図の3枚セットを販売しています。壁やデスクマットで利用でき、社会科や受験勉強の学習教材にご活用いただけます。
白地図無料ダウンロード
世界地図、日本地図の白地図無料素材を多数ご用意しています。ご希望の方は無料でダウンロードすることができます。まだまだたくさんの白地図をご用意してます。ご興味ある方はこちらよりご確認下さい。
小学生は市販の書き込み式参考書・問題集で効率的に学習しよう
先述の通り、小学生に日本全国の白地図にゼロから書き込んで、地図を完成させるというのはなかなか大変です。何をどこに書けばよいのかわかりません。さらに言ってしまえば、小学生が必要な日本地理の知識をざっくり言うと、主要な山脈、海流と、それに関わる気候、加えて関係する産業(農業・水産業・工業等)です。川は長い川、流域面積の長い川、それに急流トップ3と押さえておけば、とりあえず何とかなります。なので、わざわざ白地図作成に時間をかけずとも、通常の問題を解くだけで、覚えられるという人も多くいます。
ですから、白地図は、地理が苦手というお子さまに是非取り組んでもらいたい教材です。下記のような白地図が人気ですね。手を動かしながら地理感覚を養ってみましょう。
白地図トレーニング帳―中学入試小4~6年生対象 (サピックスメソッド)
新版 白地図・自由帳 日本地方別 (白地図・自由帳シリーズ)
白地図作業ノート 改訂新版
当サイトでは下記のようなぬりえも作成しました。ぬりえは幼児教育の王道ですね。集中力が高まりますし… 線の中(地図でいうと境界線や県境など)を塗る作業は地理感覚を養えます。是非ご利用ください。
中学生は自分で地図情報をまとめよう。学校のノートチェック対策にも。
中学校では多くの学校でノートチェックが課されており、成績にも反映されます。特に社会、地理分野のノートまとめは、苦手な人には難しく、その対策は内申点アップにも欠かせません。小学生のときのように、単なる穴埋めではなく、ゼロから作る技術も求められます。世界の地図など自分で書けないという声も多いでしょう。しかし、学校で習ったことを頭の中で整理し、地形や気候と結びつけることでそれぞれの国の特徴が覚えられるのです。
そうです。下のツイートの方のように、ただ地図を描くだけでも頭の中で半島や境界線、位置関係など、ものすごい多くの情報を整理しながらの作業になります。
世界史の勉強してた頃の手書き中国とヨーロッパでてきた!懐かしい!地図描くのが楽しくなってたやつ! pic.twitter.com/VpYerqX50S
— ウエニシコウジ/ざっくばらん (@macho_kuchibiru) June 10, 2015
覚えることが多すぎてギブアップしたくなる気持ちはわかりますが、コツコツと取り組んでいきましょう。真っ白な紙に自分で地図を描くこと=白地図を描くことはスキルアップにとても役立ちますが、さらに角度を変えながら周辺知識を入れ込む作業も並行して行うと、2倍3倍速で地理感覚を養えますよ。
下の記事では日本地図や世界地図にまつわるクイズを掲載してます。是非やってみてください。
高校受験に使える白地図問題集をランキングで紹介
中学の勉強は学校だけでも塾だけでも不足します。必ず、自宅学習の習慣を付けること。
ことさら社会の科目では演習問題を解くのも重要ですが、ノートまとめが重要になってきます。先生に教わったことを、もう一度自分の頭の中で整理することで、しっかり定着します。それでもノートのまとめ方がわからないという声も多く聞きます。ここでは、地図を中心とした地理のまとめ方を指南してくれる教材を紹介します。
中学社会 白地図書きこみノート
中学 まとめノート 白地図:書き込むだけで得点UP!
中学社会 スーパー白地図 (シグマベスト)
下記は白地図含め、元社会科教師の私がおすすめする地理が苦手の人向けの参考書・問題集です。参考にしてください。